[レポート] Alexaを組み合わせた新たな体験の開発とデザイン – St.Noire開発について-Alexa スキル Learning Day #Alexadevs
せーのでございます。
12/13(金)に東京は目黒、Amazon東京オフィスにて行われましたAlexaスキルの最新情報や機能を紹介するイベント「Alexa スキル Learning Day」が行われました。
海外スキルDeveloperやAmazon本社のプロダクトマネージャーなど様々なスピーカーのセッションがあり、今回はその中から「Alexaを組み合わせた新たな体験の開発とデザイン - St.Noire開発について」の模様をレポートいたします。
スピーカー
VIRSIX GAMES 共同創業者 プレジデント:
ゼイ・オルティス氏
アートディレクター:佐藤 久太氏
Alexaとボードゲームという新たな組み合わせの開発について、そしてデザインの工夫についてお話いただきます。
レポート
- 映画業界に20年以上いた
- MI, Tron, Ironmanなどに関わってきた
- 品質が非常に重要、ということを学んだ
- 物語を伝えるのが自分の仕事
- Alexaにシネマ的なアプローチをもたらす
- Virsix Gamesとは
- エンターテイメントの未来を作る会社
- 映画的なアプローチ
- 5年後、10年後のゲームの未来を作る
- ユニークで今までにないゲームを作る
- 音声, VR, AR, ソーシャルメディアを駆使する
- テクノロジーをGamifyする
- ST.NOIRE
- インタラクティブなボードゲーム
- ボードゲームとAlexaを組み合わせたもの
- ST.NOIREという田舎町で殺人事件が起きた、犯人を見つける
- Alexaのスピーカーからは声優の声を流す
- 12人の容疑者。ただし全員が正直とは限らない
- ボードはマップのような地図になっている
- 容疑者のカード、武器のカードがある
- プレイヤー vs Alexa
- この中のひとりに「あなたは事件の夜どこにいましたか?」と聞くと答えてくれる。でも嘘かもしれない
- ハリウッドレベルのボイスアクティング、サウンドデザイン
- これまで作られたことのないようなボードゲームを作りたい
- 主に映画業界から素晴らしい才能を集めた
- 脚本家に長編映画8本分の脚本を書いてもらう
- 声優全員で読み合わせをする ->感情、動きを伴った形で読み合わせをする
- 映画を見ているような雰囲気を再現できる
- サウンド収録後、フローチャートを協議した
- 最初は非常に複雑な1時間のゲームだった。シンプルにしたかった。
- 最大30分最低10分という制約を掛けた
- ゲームの説明は半分映画、半分論理ゲームのようにしたかった
- チームはビジョンに向かって学びながら進んでいった
- ゲームプレイの結果は満足できるものでなくてはいけない => 世界観を納得してほしかった
- ST.NOIREのムードボード
- 初期の段階でビジュアルが先に来た
- それが全員にイメージの共有ができた
- Trailerがゲームの初期にできていた
- ブランディングのコントロール
- SNSやWebページ、グッズ展開
- ボイスのゲームだがビジュアルが大きな要素を得ている
- チャレンジ
- 予算、リソース、スケジュールの制約
- お客様に対してうちで遊んでもらえるようにする
- プロダクト(製品)とスキル
- スキルがメイン、製品は補助
- 限られたリソースで求めるものをどう実現していくか
- プロデューサー、脚本家、プログラマーなど適切な能力を持った人を集めることが重要
- 12人の会社。2人のエンジニア
- サウンドステージ、マイク、マーケ素材などは外注した
- 製品などは全て内製
- VUIの可能性
- スマートスピーカーだけでなくFireTVなどいろんなデバイスがある
- Gamificationを色々なリアルデバイスが手伝ってくれる。
- 子供用の学習ゲームなどでは音声で色々な可能性を実現できることは重要
- 自分の持っている限界を超えて考えてほしい
- 玩具であったり、ヘルスケアだったり、医療、食料。身の回りにあるチャンスを逃さないように
- 色々な市場が見えてくる。それは私達の足元にある。
まとめ
ボードゲーム + Alexa、という新たなゲームの可能性を非常に高いクオリティで実現していると感じました。映画的なアプローチをしていたんですね。
VIRSIX GAMESのお二人も後ほどインタビューしてみたいと思います。お楽しみに!